「入稿データ」って何?
bleed・CMYK・300dpi、
印刷会社の英語を
やさしく翻訳
自分で作ったチラシやメニューを印刷に出したら、英語で「bleedがない」と言われた。そんな時のために、入稿データの基本と、オーストラリアの印刷会社でよく見る英語の意味、Canvaから入稿する時の手順を、毎日入稿データを作っているデザイナーがまとめました。
自分で作ったチラシやメニューを印刷に出したら、英語で「bleedがない」と言われた。そんな時のために、入稿データの基本と、オーストラリアの印刷会社でよく見る英語の意味、Canvaから入稿する時の手順を、毎日入稿データを作っているデザイナーがまとめました。
Canvaで作ったメニューやチラシを、いざ印刷会社に出そうとしたら「Please add 3mm bleed」「Is your file CMYK?」と英語で返ってきた。オーストラリアでお店をしていると、こんな場面はめずらしくありません。
「入稿データ」とは、印刷会社に渡す、そのまま印刷できる状態のデータのことです。画面できれいに見えていても、印刷のルールに合っていないと、白いふちが出たり、文字が切れたり、色がくすんだりします。
この記事では、自分でデザインを作った方に向けて、入稿データの基本と、印刷会社でよく見る英語の意味を、やさしく翻訳します。印刷会社の選び方は、オーストラリアの印刷会社の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。
印刷会社によって細かい指定は違いますが、確認が来るのは、だいたい次の6つです。ここでは、基本的な考え方を紹介します。
印刷物は、大きな紙に印刷してから仕上がりのサイズに切ります。切る位置はわずかにずれることがあるので、背景の色や写真を、仕上がり線より外側まで伸ばしておきます。これが塗り足しです。
塗り足しの幅は印刷会社によって違いますが、基本的には3mmにしておくと安全です。Canvaの「印刷の塗り足し」表示でも、四方に約3mm(0.125インチ)が付きます。オリジナルの形のものは、印刷会社のテンプレートに合わせてください。
切る位置がずれても文字やロゴが切れないように、仕上がり線より内側に余白を取ります。店名、電話番号、価格などの大切な情報は、この内側に収めます。余白の幅も、印刷会社のテンプレートで確認できます。
画面は光の三原色(RGB)、印刷はインク(CMYK)で色を表現します。画面で見ている鮮やかな青や緑は、インクでは再現しきれず、くすんで見えることがあります。Canvaのヘルプでも、印刷の色は画面の色ほど幅広くないと説明されています。
印刷用のデータは、CMYKで作るのが基本です。RGBやPANTONE(特色)のまま入稿すると、思った色にならないことがあります。
Canvaでは「PDF(印刷)」で書き出す時に、色の設定をCMYKにできる場合がありますが、使えるかはプランや国によって異なります。RGBのまま入稿した場合は印刷会社で変換されるので、色が少し変わる前提で考えておくと安心です。
写真や画像は、仕上がりのサイズで300dpi以上が目安です。たとえば幅600ピクセルの画像は、2インチ(約5cm)の幅で印刷すると300dpiですが、4インチに引き伸ばすと150dpiになり、荒く見えます。
あとから数値だけを72から300に変えても、画質は戻りません。SNSから保存した画像やスクリーンショットは、荒くなりやすいので注意が必要です。
印刷会社のパソコンに同じフォントがないと、文字が別の書体に置き換わることがあります。これを防ぐのが、PDFにフォント情報を含める「埋め込み(embed)」や、文字を図形に変える「アウトライン化(outline / create outlines)」です。アウトライン化した文字はあとから直せないので、編集できるデータを別に保存してから行います。
フォントが足りないデータは、そのままでは印刷に進めないこともあります。Illustratorなら「書式」メニューの「アウトラインを作成」(Create Outlines)でできます。オーストラリアの印刷会社から実際によく聞かれるのも、この文字のアウトライン化です。
小さすぎる文字や細すぎる線は、かすれたり消えたりします。文字や線の最低の大きさ・太さは、テンプレートやガイドで確認しておきましょう。メニューのアレルゲン表示や注意書きなど、小さくなりがちな文字は特に気をつけたいところです。
ファイル形式は、PDFで入稿するのが基本です。Illustratorで作った場合はaiやepsで渡すこともあります。Canvaで作った場合は、下で紹介する「PDF(印刷)」で書き出します。
小さな黒い文字は黒インクだけ(0C/0M/0Y/100K)、大きな黒い背景はリッチブラック(例:60C/40M/40Y/100K)を使うのが一般的です。トンボ(crop marks)を付けるかどうかは、印刷会社の指定に合わせます。
Canvaのヘルプにある手順を、日本語でまとめます(パソコン版)。
トンボは書き出したPDFにだけ表示され、編集画面には出ません。印刷会社がトンボ不要の場合は、チェックを外して塗り足しだけ付ける形になります(会社の指定に合わせてください)。
わたしにとって入稿データの作成は、ほぼ毎日の作業です。チラシ、名刺、ショップカード、パッケージ、シール、キーホルダー、販促物のほか、箔押しやシルク印刷のような特殊な印刷もあります。入稿の前には、必ず次のことを確認しています。
最後のレイヤーの分け方は、印刷会社や、入稿するもの(シールの型抜き、箔押し、シルク印刷など)によって決まりが違います。特殊な印刷ほどルールが細かくなるので、注文する会社のテンプレートやガイドを先に確認しておくと安心です。
印刷会社の記事でも書いたように、背景をベタ塗りにしたデータでも、カットのずれで白いふちが残ってしまうことがあります。塗り足しをきちんと付けておくことが、いちばんの予防になります。
「PDF(印刷)」での書き出しや、トンボと塗り足しの設定はヘルプで案内されています。CMYKで書き出せるかはプランや国によって違うため、ご自身のアカウントの書き出し画面で確認してください。RGBのまま入稿すると、色が少し変わることがあります。
基本的には3mm付けておくと安全です。ただ、印刷会社や印刷するものによって指定が違うことがあるので、注文ページのテンプレートやガイド(templates / artwork guidelines)で確認してください。
仕上がりのサイズで300dpi程度あれば使えることが多いです。小さく切り抜いて大きく引き伸ばすと荒くなるので、元の大きなデータを使ってください。
上の早見表を参考にしつつ、わからない点は印刷会社にそのまま質問して大丈夫です。不安な場合は、デザイナーに入稿データの作成だけを頼む方法もあります。
印刷会社から確認が来るのは、塗り足し、セーフエリア、色、解像度、フォント、小さい文字と細い線の6つがほとんどです。迷ったら、印刷会社のテンプレートを使うのがいちばんの近道です。英語の指示も、意味がわかれば怖くありません。
「自分で作ったデータを、印刷できる形に整えてほしい」「どこに頼めばいいかから相談したい」という方は、Tenth Of Octoberにお気軽にご相談ください。初回のご相談は無料です。料金は、内容を伺ってからお見積りします。
「どのプランがいいかな」「これって頼めるの?」くらいの気持ちで大丈夫です。お店の写真やURLを送ってもらうだけでもOK。日本語でお返事します。
LINEで相談する →速さ、クオリティ、値段で比べた使い分け
自分で作ったチラシやメニューを印刷に出したら、英語で「bleedがない」と言われた。そんな時のために、入稿データの基本と、オーストラリアの印刷会社でよく見る英語の意味、Canvaから入稿する時の手順を、毎日入稿データを作っているデザイナーがまとめました。
Canvaで作ったメニューやチラシを、いざ印刷会社に出そうとしたら「Please add 3mm bleed」「Is your file CMYK?」と英語で返ってきた。オーストラリアでお店をしていると、こんな場面はめずらしくありません。
「入稿データ」とは、印刷会社に渡す、そのまま印刷できる状態のデータのことです。画面できれいに見えていても、印刷のルールに合っていないと、白いふちが出たり、文字が切れたり、色がくすんだりします。
この記事では、自分でデザインを作った方に向けて、入稿データの基本と、印刷会社でよく見る英語の意味を、やさしく翻訳します。印刷会社の選び方は、オーストラリアの印刷会社の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。
印刷会社の指定は変わることがあるので、注文の前に必ず最新のテンプレートやガイドを確認してください。印刷会社によって細かい指定は違いますが、確認が来るのは、だいたい次の6つです。ここでは、基本的な考え方を紹介します。
印刷物は、大きな紙に印刷してから仕上がりのサイズに切ります。切る位置はわずかにずれることがあるので、背景の色や写真を、仕上がり線より外側まで伸ばしておきます。これが塗り足しです。
塗り足しの幅は印刷会社によって違いますが、基本的には3mmにしておくと安全です。Canvaの「印刷の塗り足し」表示でも、四方に約3mm(0.125インチ)が付きます。オリジナルの形のものは、印刷会社のテンプレートに合わせてください。
切る位置がずれても文字やロゴが切れないように、仕上がり線より内側に余白を取ります。店名、電話番号、価格などの大切な情報は、この内側に収めます。余白の幅も、印刷会社のテンプレートで確認できます。
画面は光の三原色(RGB)、印刷はインク(CMYK)で色を表現します。画面で見ている鮮やかな青や緑は、インクでは再現しきれず、くすんで見えることがあります。Canvaのヘルプでも、印刷の色は画面の色ほど幅広くないと説明されています。
印刷用のデータは、CMYKで作るのが基本です。RGBやPANTONE(特色)のまま入稿すると、思った色にならないことがあります。
Canvaでは「PDF(印刷)」で書き出す時に、色の設定をCMYKにできる場合がありますが、使えるかはプランや国によって異なります。RGBのまま入稿した場合は印刷会社で変換されるので、色が少し変わる前提で考えておくと安心です。
写真や画像は、仕上がりのサイズで300dpi以上が目安です。たとえば幅600ピクセルの画像は、2インチ(約5cm)の幅で印刷すると300dpiですが、4インチに引き伸ばすと150dpiになり、荒く見えます。
あとから数値だけを72から300に変えても、画質は戻りません。SNSから保存した画像やスクリーンショットは、荒くなりやすいので注意が必要です。
印刷会社のパソコンに同じフォントがないと、文字が別の書体に置き換わることがあります。これを防ぐのが、PDFにフォント情報を含める「埋め込み(embed)」や、文字を図形に変える「アウトライン化(outline / create outlines)」です。アウトライン化した文字はあとから直せないので、編集できるデータを別に保存してから行います。
フォントが足りないデータは、そのままでは印刷に進めないこともあります。Illustratorなら「書式」メニューの「アウトラインを作成」(Create Outlines)でできます。オーストラリアの印刷会社から実際によく聞かれるのも、この文字のアウトライン化です。
小さすぎる文字や細すぎる線は、かすれたり消えたりします。文字や線の最低の大きさ・太さは、テンプレートやガイドで確認しておきましょう。メニューのアレルゲン表示や注意書きなど、小さくなりがちな文字は特に気をつけたいところです。
ファイル形式は、PDFで入稿するのが基本です。Illustratorで作った場合はaiやepsで渡すこともあります。Canvaで作った場合は、下で紹介する「PDF(印刷)」で書き出します。
小さな黒い文字は黒インクだけ(0C/0M/0Y/100K)、大きな黒い背景はリッチブラック(例:60C/40M/40Y/100K)を使うのが一般的です。トンボ(crop marks)を付けるかどうかは、印刷会社の指定に合わせます。
Canvaのヘルプにある手順を、日本語でまとめます(パソコン版)。
トンボは書き出したPDFにだけ表示され、編集画面には出ません。印刷会社がトンボ不要の場合は、チェックを外して塗り足しだけ付ける形になります(会社の指定に合わせてください)。
わたしにとって入稿データの作成は、ほぼ毎日の作業です。チラシ、名刺、ショップカード、パッケージ、シール、キーホルダー、販促物のほか、箔押しやシルク印刷のような特殊な印刷もあります。入稿の前には、必ず次のことを確認しています。
最後のレイヤーの分け方は、印刷会社や、入稿するもの(シールの型抜き、箔押し、シルク印刷など)によって決まりが違います。特殊な印刷ほどルールが細かくなるので、注文する会社のテンプレートやガイドを先に確認しておくと安心です。
印刷会社の記事でも書いたように、背景をベタ塗りにしたデータでも、カットのずれで白いふちが残ってしまうことがあります。塗り足しをきちんと付けておくことが、いちばんの予防になります。
「PDF(印刷)」での書き出しや、トンボと塗り足しの設定はヘルプで案内されています。CMYKで書き出せるかはプランや国によって違うため、ご自身のアカウントの書き出し画面で確認してください。RGBのまま入稿すると、色が少し変わることがあります。
基本的には3mm付けておくと安全です。ただ、印刷会社や印刷するものによって指定が違うことがあるので、注文ページのテンプレートやガイド(templates / artwork guidelines)で確認してください。
仕上がりのサイズで300dpi程度あれば使えることが多いです。小さく切り抜いて大きく引き伸ばすと荒くなるので、元の大きなデータを使ってください。
上の早見表を参考にしつつ、わからない点は印刷会社にそのまま質問して大丈夫です。不安な場合は、デザイナーに入稿データの作成だけを頼む方法もあります。
印刷会社から確認が来るのは、塗り足し、セーフエリア、色、解像度、フォント、小さい文字と細い線の6つがほとんどです。迷ったら、印刷会社のテンプレートを使うのがいちばんの近道です。英語の指示も、意味がわかれば怖くありません。
「自分で作ったデータを、印刷できる形に整えてほしい」「どこに頼めばいいかから相談したい」という方は、Tenth Of Octoberにお気軽にご相談ください。初回のご相談は無料です。料金は、内容を伺ってからお見積りします。
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「どのプランがいいかな」「これって頼めるの?」くらいの気持ちで大丈夫です。お店の写真やURLを送ってもらうだけでもOK。日本語でお返事します。
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